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皆さんこんにちは!
BC PROJECT 沖縄の仲宗根です。
日頃トレーニングに励んでいる会員様との会話で、必ずと言っていいほど話題に上がるのが「筋肉痛」についてです。
「久しぶりに運動したら、身体中がバキバキで動けません…」
「筋肉痛が2日後、3日後に遅れてきたんだけど、これってもう歳なのかな?」
こんな会話、皆さんも心当たりがありませんか?
特に、週末にゴルフへ行かれたお客様や、久しぶりにトレーニングを再開された方からよくご相談を受けます。
今回は、この誰もが経験する「筋肉痛」について、スポーツ科学の視点から徹底的に解説します。
「筋肉痛がある時はゴルフの練習をしていいの?」
「早く治すにはどうすればいいの?」
といった、ゴルファーの皆様の疑問にもバシッとお答えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

まず、一番よくあるご質問から解決しましょう。
「年齢を重ねると、筋肉痛が遅れてやってくる」というのは、本当なのでしょうか?
結論から申し上げますと、
科学的には「年齢による差はない」という説が有力です。
私たちが通常「筋肉痛」と呼んでいる、運動の数時間〜数日後に起こる痛みは、正式には「遅発性筋肉痛(DOMS: Delayed Onset Muscle Soreness)」と呼ばれています。
実はこのDOMS、発生の詳しいメカニズムは現代の科学でも完全には解明されていません。
かつては「乳酸が溜まるから」と言われていましたが、現在では以下の説が有力視されています。
筋繊維の微細な損傷
それに伴う炎症反応
神経過敏説

私の出身大学院ともゆかりの深い、スポーツ科学研究の世界的な権威であるエディスコーワン大学の野坂和則教授らの研究をご紹介します。
この研究では、18〜22歳の若年層グループと、60〜70歳代の高齢層グループに、それぞれの筋力に合わせて同じ負荷(相対強度)でトレーニングを行ってもらいました。
その結果、「筋肉痛がピークに達するタイミング」に、年齢による有意な差は見られなかったのです(※1)。
それは年齢ではなく、「運動の強度」や「普段どれだけ身体を動かしているか」に関係しています。
若い頃は部活などで高強度の運動を頻繁に行うため、すぐに筋肉痛が来ていました。
しかし大人になると、運動不足の状態で、いきなり慣れない運動を行うことが増えますよね。
久々のゴルフでのラウンド
子どもの運動会での全力疾走
急な筋トレの再開
普段使っていない筋肉への刺激や、遠心性収縮(筋肉が伸ばされながら力を発揮する動き)の種類によって、痛みの出方が変わるだけなのです。
つまり、「遅れてきたから歳だ…」と落ち込む必要はありません!
それは身体が「久しぶりの刺激にびっくりしているよ!」というサインであり、まだまだ身体が変わるチャンス(伸び代)がある証拠なのです。
さて、ここからはゴルファーの皆様が気になるテーマです。
「筋肉痛がある時、ゴルフの練習はしてもいいのか?」
私のトレーナーとしての見解は、「痛みの度合いと場所によるが、基本的には休養(リカバリー)を優先すべき」です。
これは私(仲宗根)の体験談ですが、とあるゴルフのラウンド前日にデッドリフトのトレーニングをしており、腰回りが軽い筋肉痛でした。
スイングに特段問題は無いと思ってプレイをしておりましたが、後半から徐々に左の腰にいつもとは違う“ハリ“を感じ、ラウンド翌日からはそれが痛みに変わりその後2週間ほどは筋トレやゴルフの練習も制限せざるを得なくなってしまいました…
それからはトレーニング後の筋肉痛も考慮しながら、トレーニングとゴルフを両立させています。
なぜ休んだ方がいいのか?理由は明確です。
ゴルフの上達を目指すなら、量より「質の高い練習」が必要です。
万全ではない状態で100球打つよりも、しっかり治して万全の状態で50球打つ方が、遥かに効果的です。
勇気を持って休みましょう!
「でも、週末のゴルフまでに何とかして筋肉痛を治したい!」
そんな時に有効な、科学的に根拠のある回復方法を3つご紹介します。

完全に寝たきりで休むよりも、ウォーキングや軽いエアロバイクなど、「血流を良くする軽い運動」を行った方が、疲労物質の除去が早まることが分かっています。
痛くない範囲で、軽く身体を動かしてみましょう。
お風呂で温まるのと、冷水シャワーを浴びるのを交互に繰り返す方法です。
血管の拡張と収縮を繰り返すことでポンプ作用が働き、血流が促進されます。
(※炎症が酷く、熱を持っている直後はアイシングが有効な場合もあります)
私もトレーニング前後に必ず行っていますが、フォームローラーで物理的に筋肉をほぐし、血行を促進するのは非常に有効です。
ただし、痛すぎるほどゴリゴリやるのは逆効果(組織を傷つける可能性)があるので、「イタ気持ちいい」強さで行いましょう。
ここまで筋肉痛の対処法をお話ししましたが、一番大切なのは「筋肉痛になりにくい、機能的な身体を作ること」です。
BC PROJECTでは、単に筋肉を大きくするだけでなく、以下を重視しています。
関節が正しく動いているか
筋肉が柔軟に使えているか
正しく身体を使えていれば、一部の筋肉だけに過度な負担がかかることが減り、激しい筋肉痛や怪我のリスクを下げることができます。
私たちBC PROJECT沖縄では『FMS』という動作評価を用いて、皆様の動きのクセをチェックします。

例えば、スイング後にいつも腰が痛くなる方は、股関節がうまく使えていないケースが多いんです。
私たちはそうした『動きのエラー』を見つけ出し、根本から修正するトレーニングを提供しています。
筋肉痛が遅れても「歳だ」と落ち込む必要はありません(科学的根拠あり!)。
ゴルフの上達には、痛い時の無理な練習よりも「質の高い休養」が重要です。
アクティブレストや交代浴、フォームローラーで血流を促し、賢く回復しましょう。
「自分のトレーニング方法は合っているのかな?」
「ゴルフの飛距離を伸ばしたいけど、身体の痛みが不安…」
そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ一度BC PROJECT沖縄にお越しください。
スポーツ科学の専門知識を持ったトレーナーが、あなたの身体を科学的に分析し、最適なプランをご提案します。
一生付き合う自分の身体です。正しい知識で、長く健康にスポーツを楽しみましょう!
参考文献 1) Changes in inflammatory mediators following eccentric exercise of the elbow flexors. Exercise immunology review. 10:75-90. Feb 2004 2) Delayed-onset muscle soreness does not reflect the magnitude of eccentric exercise-induced muscle damage. Scand J Med Sci Sports. 12(6):337-46. Des 2002
この記事を書いた人

仲宗根 秀(なかそね しゅう)
BC PROJECT沖縄 代表
スポーツ科学修士
論理的かつ科学的根拠に基づいた指導が得意。ゴルフとトレーニングをこよなく愛するトレーナー。「正しい知識で、一生動ける身体づくり」をサポートします。
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