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ショットの調子は良いはずなのに、13番ホールあたりから急に腰が重くなる
ラウンド後半、踏ん張りが効かなくなってスコアが崩れてしまう
そんな悩みを抱えるシニアゴルファーの方は多いのではないでしょうか。
こんにちは!
BC PROJECT沖縄の仲宗根です。
多くの方は
「歳のせいだからスタミナ不足だ」
「もっと腰のストレッチをしなきゃ」
と考えがちですが、実はそのアプローチ、逆効果かもしれません。
ゴルフによる腰痛の正体は、腰そのものの筋力不足ではなく、股関節がサボった分を、腰が身代わりに動いて補っているという動作のエラーにあります。
この記事では、ゴルフフィットネスの国際資格 NASM-GFSを持つ仲宗根が、科学的根拠に基づいた、後半まで腰が軽く、飛距離も落ちない股関節の作り方を徹底解説します。
この記事を書いた人

仲宗根 秀(なかそね しゅう)
BC PROJECT沖縄 代表
論理・科学的根拠に基づいた指導が得意。
【保有資格】
・スポーツ科学修士
・第1種教員免許(保健体育)
・NSCA-CSCS
・FMS Level1.2
・栄養コンシェルジュ2ッ星
・NASM-GFS
詳しいプロフィールはこちら
ゴルフを愛するシニアの方々から最も多く受ける相談が、ラウンド後半の腰の重だるさです。
実は、これには明確なバイオメカニクス上の理由があります。
多くのゴルファーは、疲れを感じ始めると無意識に楽な動きを選ぼうとします。
しかし、ゴルフスイングにおいて本来大きなパワーを生み出すべきなのは、お尻(股関節)の筋肉です。
股関節が硬くなったり、疲労で動きが悪くなったりすると、体は無理に回転を作ろうとして、本来安定させるべき場所である腰(腰椎)を過剰にひねり始めます。
これが、腰に負担をかける身体操作のミスです。
つまり、腰が痛いのは結果であり、原因は股関節にあるのです。
人間の体には、関節ごとに「動くべき関節(モビリティ)」と「支えるべき関節(スタビリティ)」という役割分担があります。
大きく回旋し、パワーを生む(動くべき)
体幹を安定させ、衝撃に耐える(支えるべき)
ラウンド後半、疲労によって股関節の可動域が狭まり、ロックされた状態になると、体は行き場を失った回転エネルギーを腰椎で処理しようとします。
これを専門用語で「代償動作」と呼びます。
腰椎は構造上、数度しか回らないようにできているため、無理に回されれば当然、重だるさや痛みとなって悲鳴を上げるのです。
「後半に崩れるのはスタミナがないからだ」とウォーキングやランニングを始める方がいますが、ゴルフに必要なのは、18ホールを通して正しい関節の役割分担を維持し続ける能力です。
動作の効率が悪ければ、どんなに筋力があっても腰へのダメージは蓄積します。
逆に、股関節が最後まで正しく機能していれば、腰は「支える」という本来の仕事に専念でき、最後まで重さを感じることなくプレーを終えることができるのです。
ゴルフスイングにおける腰痛予防を語る上で、避けては通れないスポーツ科学の理論があります。
それが「ジョイント・バイ・ジョイント(Joint-by-Joint)理論」です。

この理論を理解するだけで、ゴルフ寿命は劇的に延びます!
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私たちの体の関節には、それぞれ「動くべき関節(モビリティ)」と「支えるべき関節(スタビリティ)」という役割分担があると解説しました。
スイングの際、この役割が正しく機能していれば腰への負担は最小限で済みます。
しかし、多くのシニアゴルファーは、長年のデスクワークや運動不足で股関節が硬くなり、動かなくなっています。
すると、体は回転不足を補うために、本来動かしてはいけない腰を無理やり回そうとします。
これが、13番ホールで腰が悲鳴を上げる最大の要因です。
文字だけではイメージしにくいこの役割分担を、図解で確認してみましょう。


NASM-GFSの視点からお伝えすると、レッスンでよく聞く「もっと腰を回して!」というアドバイスこそが、実は最も危険です。
解剖学的に見て、腰の骨(腰椎)は左右に合計でも、5度程度しか回らない構造になっています。
これに対し、股関節は数十度という大きな回旋が可能です。
つまり、スイングで回るべき主役はどこまでも股関節であり、腰は強力なパワーを上半身へ伝えるための中継地点として、じっと耐えて安定していなければなりません。
腰を回すのではなく、腰を安定させて股関節を動かす。
この意識の転換こそが、後半のスコア崩れを防ぎ、翌日に痛みを残さないための科学的な正解なのです。
腰痛予防には股関節の柔軟性が必要と聞き、毎日一生懸命ストレッチに励んでいる方は多いでしょう。
しかし、柔軟性があることと、ゴルフスイング中にその柔軟性を使いこなせることは、全く別の問題です。
多くのゴルファーが陥る落とし穴が、静的な柔軟性だけで満足してしまうことです。
お風呂上がりに床で筋肉を伸ばすストレッチはリラックス効果もあり、筋肉の質を整える上では有効です。
しかし、ゴルフ場では立った状態で、しかもヘッドスピード40m/s(≒時速145km)近くのスイングの中で股関節をコントロールしなければなりません。
床の上でどれだけ体が柔らかくても、スイングの衝撃に耐える制御力がなければ、結局のところ腰が身代わりに動いてしまい、痛みは再発します。
ゴルフスイングは、非常に大きな重力と遠心力が身体にかかる動作です。
この大きな負荷がかかった瞬間に、股関節がグラついてしまうと、そのズレを補正するために腰椎が無理なひねりを強いられます。
今、あなたに本当に必要なのは、単に柔らかい股関節ではなく、負荷がかかった状態で関節を安定させる「動的安定性」です。
私が推奨するトレーニング(これからご紹介する動画)に、重りや不安定な体勢が含まれているのは、スイング中の過酷な負荷に負けない股関節の“強さ”を養うためです。
「腰痛予防をすると飛距離が落ちるのでは?」と心配されるかもしれませんが、事実はその正反対です。
スポーツ科学の視点では、下半身が盤石に安定しているからこそ、その上の胸郭や肩が大きく、しなやかに動くことができます。



これを、運動連鎖(キネティックチェーン)と呼びます。
股関節がスイングの衝撃をがっちりと受け止めることができれば、上半身は弓のように大きくしなり、結果として腰への負担を軽減しながら、かつてない飛距離を手に入れることが可能になるのです。


数々のゴルフ記事では、何十種類ものストレッチを羅列していますが、忙しいアマチュアゴルファーがそれらをすべて網羅するのは困難です。
私が実際の指導現場において、これから紹介する4つの動作を段階的に行うことこそが、全てのゴルファーに推奨したい腰痛を改善するトレーニングです。



それでは、動画の動きを1つずつ紐解いていきましょう!


ゴルファーの股関節に良い理由
ゴルフスイングのインパクトからフィニッシュにかけては、実質的に片脚に急激な体重移動と強烈な遠心力がかかります。
この種目は、軸足側のお尻の横(中殿筋)と裏側(ハムストリングス)に強い刺激を入れ、下半身の土台を強固にします。
腰痛予防のポイント
後半に腰が痛む最大の原因は、疲労によって片脚での踏ん張りが効かなくなり、スイングがグラつくことです。
そのブレを腰(腰椎)が身代わりに動いてカバーしようとするため、激しい重だるさが発生します。
この動作で、股関節で地面をしっかりロックする力を養えば、18番ホールまで腰を守り抜くことができます。最初は重りを持たずに始めても大丈夫です!


ゴルファーの股関節に良い理由
ゴルフは一瞬で爆発的な力を生み出すスポーツです。
この動作は、上半身で生み出した下方向への強い力を、片脚の股関節(特にお尻周りの筋肉)でしっかりと受け止めてコントロールする力を養います。
腰痛予防のポイント
多くのシニアゴルファーは、インパクト時の強い衝撃を股関節で吸収できず、すべて腰にダイレクトに逃がしてしまっています。
片脚の不安定な状態で、衝撃を股関節で受け止める感覚を体に覚え込ませることで、スイング時の衝撃による腰へのダメージを未然に防ぐことができます。


ゴルファーの股関節に良い理由
ゴルフスイングの理想は、下半身(骨盤)がどっしりと安定した状態で、上半身が大きくねじれる「捻転差(Xファクター)」が作れている状態です。
この動作は、片脚の股関節をしっかり安定させたまま、胸の骨(胸椎)を左右に回旋させる力を引き出します。
腰痛予防のポイント
股関節がグラグラしていると、体は上半身をひねるために本来動かしてはいけない腰を一緒に回してしまいます。
股関節を安定させて上半身だけを回す”分離”の感覚をマスターすれば、スイング中に腰椎が過剰にひねられるリスクを抑えられます。


ゴルファーの股関節に良い理由
これまでの3つのステップで培った、股関節の安定と上半身の分離を、実際のゴルフスイングに近い回転動作へと統合するドリルです。
背中に1本の軸を通した状態で、股関節のボールがソケットの中でスムーズに転がるような、滑らかな回旋可動域を極限まで高めます。
腰痛予防のポイント
「腰を回す」というレッスン指導を受けて腰を痛めていたゴルファーにとって、この動作は目からウロコかもしれません。
腰は一切ひねらず、その下の股関節だけが回るというバイオメカニクス的に正しい身体操作が完成するため、ラウンド後半になっても全く腰が重くならない、疲労しにくい身体が手に入ります。



この4動作が、NASM-GFS 仲宗根流 ”科学的腰痛予防”です。
指導現場でよくいただく質問に、スポーツ科学に基づきお答えします。
はい、何歳からでも改善は可能です。
大切なのは180度開脚ができるような柔らかさではなく、スイング中に必要な範囲で股関節を正しく動かせる能力です。
無理に引き伸ばすストレッチよりも、今回紹介した、ワンレッグRDLのように、正しい姿勢を維持しながら関節を動かす練習をする方が、安全かつ確実に股関節の機能はガチガチのシニアでも目覚めます。
最初は壁や支えを使用して行ってください。
シニア世代の方は、バランス能力が低下していることが多いため、最初はグラついて当然です。
まずは重りを持たず、壁に軽く手を添えた状態から始めましょう。
支えがあっても、お尻の後ろや横側にキツさを感じられていれば、腰痛予防の効果は発揮されています。
一時的な安心感は得られますが、根本解決にはなりません。
ベルトは腰椎を外側から強制的に安定させてくれますが、痛みの根本原因である”股関節のサボり”を解決してはくれません。
また、ベルトに頼りすぎると体幹のインナーマッスルが自ら働くのをやめてしまい、結果的に腰がさらに弱くなるリスクもあります。
トレーニングを並行し、自前の天然コルセットを鍛え上げることがエージシュートへの近道です。
ラウンド後半の13番ホールから腰が重くなるのは、決してあなたのスタミナ不足や、年齢のせいではありません。
股関節という動くべき主役が眠ってしまっているために、腰がその身代わりにこき使われているだけなのです。
これまでのストレッチを試してみたけど効果が出なかった方は、ぜひ今回の動画を参考に、段階的な股関節へのアプローチを試してみてください。
動画のフォームが正しくできているか見てほしい
腰痛の原因をバイオメカニクス的に分析してほしい
という沖縄のゴルファーの方は、ぜひ一度 BC PROJECT 沖縄 のお試し体験にお越しください。
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