部活生必見!競技パフォーマンスを上げるプッシュトレーニング3選

部活生必見!競技パフォーマンスを上げるプッシュトレーニング3選

腕立て伏せやベンチプレスはやってるけど、実際の競技でどう活きるのか分からない

当たり負けしない身体を作りたい!

そんな部活生・学生アスリートに向けて、パフォーマンスアップに直結する「プッシュトレーニング」を3つご紹介します。

そんな学生アスリートは、ぜひ日々のトレーニングに取り入れてみてください。

この記事を書いた人

仲宗根秀

仲宗根 秀(なかそね しゅう)
BC PROJECT沖縄 代表

実績1,000名超の個別指導のプロ
【保有資格】
・スポーツ科学修士
・第1種教員免許(保健体育)
・NSCA-CSCS
・FMS Level1.2
・栄養コンシェルジュ2ッ星
・NASM-GFS
詳しいプロフィールはこちら

目次

なぜ学生アスリートに「プッシュトレーニング」が必要なのか?

学生アスリートがプッシュ(押す)動作を鍛える最大の目的は、単に胸や肩の筋肉を大きくすることではありません。

競技の中で、自分の力を対象物(ボールや相手)に正確に、そして強く伝えるためのベース作りです。

例えば、以下のような競技動作において「押す力」は直接的なパフォーマンス向上に直結します。

野球・ソフトボール
バッティング時のボールの押し込み、スローイングでの指先への力の伝達

バレーボール
スパイクのインパクトの強さ、ブロック時に空中で押し負けない強さ

バスケットボール・サッカー
相手とのコンタクト時の当たり負け防止、リバウンドやポジション争いでの体の使い方の向上

プッシュトレーニングを正しいフォームで行うと、腕の筋力だけでなく、体幹部で安定させた力を無駄なく四肢へ伝える連動性が養われます。

逆に言えば、フォームが崩れた状態でただ回数をこなしたり、無理な重さを上げたりしても、スポーツの実際の動作には結びつきにくく、肩や肘のケガを引き起こす原因にもなります。

競技動作の質を上げ、ケガを防ぐためのプッシュトレーニングという意識を持って、これから紹介する動画の3つの種目に挑戦してください。

動画解説|パフォーマンスを上げるプッシュトレーニング3選

動画で紹介している3つのトレーニングについて、それぞれの目的と重要なポイントを解説します。

回数やセット数の目安も記載していますが、正しいフォームを優先してください。

まずは動作をチェック!

① プッシュアップ|10-15回×2-4セット

プッシュアップ

基本となる腕立て伏せですが、ただ回数をこなすだけではなく、下記のポイントに注意して行いましょう。

※ 最初はウェイトは乗せずに行って下さい。

脇が開き過ぎないように注意

脇を大きく開いた状態でのプッシュアップは、肩関節に大きな負担をかけます。

野球の投球動作やバレーのスパイクなど、オーバーヘッド動作を行う選手にとっては肩の怪我(インピンジメント症候群など)に直結する危険なフォームです。

脇は適度に閉じ、肩甲骨が自然に動くポジションで行います。

体幹を真っ直ぐ保ったまま行う

プッシュアップは、腕のトレーニングではなく動くプランクだと捉えてましょう。

頭からかかとまでを一直線に保ちながら上下動することで、体幹の安定性を末端の腕に伝える能力が養われます。

腰が反ったり、お尻が上がったりすると、体幹の力が抜けてしまうので注意しましょう。

② オーバーヘッドプレス|6-10回×2-4セット

オーバーヘッドプレス

頭上へウエイトを押し上げる種目です。

肩周りの筋力強化だけでなく、全身の連動性を高める効果もあります。

手幅が広くなり過ぎないように行う

バーを握る手幅が広すぎると、力が外に逃げてしまい、うまくウエイトに力が伝わりにくく、肩関節への負担も大きくなります。

手首から肘にかけての前腕が床と垂直になるような、力が最も対象物に伝わりやすいポジションをキープしてください。

腰が反らないように注意

重いものを持ち上げようとすると、無意識に腰を反って代償動作を出してしまいがちですが、これでは腰痛の原因になってしまいます。

しっかりと腹圧を高め、体幹部全体で重さを支える感覚を意識してください。

これが、空中での姿勢制御やコンタクト時の強さにつながります。

③ ワンアームプレス|8-12回×2-3セット

ワンアームプレス

片腕で行うプレストレーニングです。

動画のように、お尻を浮かせた姿勢で行います。

可能な限り素早くプレスする

筋肉をゆっくり大きくすることが目的ではなく、スポーツの実際の動作で求められるパワー(筋力×スピード)を引き出すためのトレーニングです。

フォームが崩れない範囲で、爆発的に素早く押し切ることを意識して動作を行います。

お尻は高い位置をキープ

片腕だけで負荷を支えながらこの姿勢を保つと、体は自然と捻じれそうになります。

その捻じれに耐える抗回旋能力を鍛えることがこの種目の最大の狙いです。

ここが強化されると、コンタクトスポーツでの当たり負けが減り、急激な方向転換や切り返し動作の際に体がブレなくなります。

部活生が陥りがちなフォーム崩れのリスク

トレーニングにおいて、部活生が最も陥りやすい勘違いが、回数や重量をこなすこと自体が目的になってしまうことです。

指定された回数を無理にクリアしようとすると、代償動作(フォームの崩れ)が起きます。

例えば、腰を反って無理やりウエイトを上げたり、反動を使ってプッシュアップを行ったりする動作です。

間違ったフォームでの反復練習は、そのまま競技中のエラー動作として体にインプットされてしまいます。

スポーツのパフォーマンスを上げるために筋トレをしているのに、逆に非効率な体の使い方を学習し、怪我のリスクを高めてしまっては本末転倒です。

動画で指定しているセット数や回数はあくまで目安です。

最も重要なのは、その回数を正しいフォームで、質を保ったままこなせるかどうかです。

フォームが崩れたら無理に続けず、そのセットは切り上げるのがポイントです。
負荷や回数を適切に調整してください。

部活生・学生アスリートからよくある質問

毎日やったほうがいいですか?

いいえ、毎日行う必要はありません。

筋肉はトレーニング後の休養(回復)の過程で成長します。

週に2〜3回を目安に、トレーニングとトレーニングの間は中1〜2日空けるようにしてください。

疲労が抜けない状態で無理に続けても、フォームが崩れて逆効果になります。

オーバーヘッドプレスやワンアームプレスの重さは、どれくらいにすればいいですか?

指定された回数(オーバーヘッドプレスなら6〜10回、ワンアームプレスなら8〜12回)を、正しいフォームでギリギリこなせる重さに設定してください。

最初から重すぎるウエイトを扱うと、腰を反るなどの代償動作が出ます。

迷ったら少し軽めの重量からスタートし、正しいフォームでコントロールできるかを優先してください。

プッシュアップで体幹を真っ直ぐ保つのが難しいです。

体幹がキープできない場合は、膝をついて行ってもOKです。

または、ベンチや台などに手をついて上体に傾斜をつけるのも効果的です。

負荷を下げて、頭から膝(またはかかと)まで一直線の正しい姿勢を体に覚えさせることを意識しましょう。

まとめ

今回紹介した3つのプッシュトレーニングは、正しく行えば競技パフォーマンスの向上に役立ちます。

プッシュアップ:体幹と四肢の連動

オーバーヘッドプレス:全身のブレない軸作り

ワンアームプレス:パワー発揮と抗回旋能力の強化

日々の練習の補強や、ウエイトトレーニングのメニューにぜひ組み込んでみてください。

「この動きが競技のどの場面で活きるのか」を頭でイメージしながら取り組むことが、ライバルに差をつけるポイントです。

質の高いトレーニングを継続し、競技で当たり負けしない、強く連動性の高い身体を作りっていきましょう!

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